障害年金専門の社会保険労務士、富所正史(とみどころまさふみ)です。

「障害年金の審査が厳しくなったのは本当か?」の質問を最近受けることが多いです。障害年金を受給するには、審査がありその審査が厳しくなった、認定されないのではと心配して聞いてくるのです。

厳しくなったといううわさが2年前ほどから流れていますが本当のところはどうなんでしょう?比較するものがないので正確なところはわかりませんが、私の肌感覚では、以前と変化ありません。

同じ程度の病状で以前なら認定されたのに最近認定されなかったということを私は今のところ経験していません。年金事務所の窓口担当者に「最近、審査が厳しく認定されなくなったは本当か?」と聞きました。

「ネット社会で障害年金がかつてより広く知れるようになり、以前より多くの人が申請するようになった。こうしたことも不支給になる要因ではないか」と言っていました。

感じているのは、申請書類のチェックがとても厳格になっているという気がします。いい加減な書類では年金事務所で受理してもらえません。「発達障害」「うつ病」という病名だけでは、障害年金を受給することはできません。

病名ではなく、その病気によって日常生活や仕事にどれほど困難が生じているか、周囲の支援や介助があるかを診断書にしっかりと反映させることが重要。どれだけ深刻な病気であっても、生活の困難が書類に正しく表現されていなければ、認定されるのは難しいのです。

審査が厳しくなったことの心配は私はしていません。いかに整った書類を作り上げるかが重要だと思っています。(2026.5.29)