東京都千代田区神田で社会保険労務士を起業し8年目の富所正史です。50歳のとき社会保険労務士の資格と出会いました。、必死に頑張るもののなかなか合格せず、3回目にようやく合格。60歳の定年退職と同時に起業し今に至っています。
起業後2年間は収入がなく、用意した500万円がどんどん減って焦りました。今は、何とか食っていけています。
試験合格と同時に、自宅から5キロ離れた、千葉県「北総線・印西牧の原駅」の駅前ビルに12畳ほどの事務所を構えました。
事務所は格安でしたが、それでも賃貸料、管理費、インターネット、電話料金などで毎月6万円。開業したばかりで収入もないのに、「当たり前に昼めしなど食べてはダメだろう!」と昼食を抜いた時もありますが、気合いが入るどころか、かえって気分が落ち込みました。
この駅前ビルに入居2年。建て替えのため壊されることになり、思い切って東京都千代田区神田に事務所を移しました。この東京への進出が人の広がりを何倍にも広げてくれました。
最近は、定年退職後の人生相談を受けることもあります。そこで、社会保険労務士として人事労務・働くことを仕事にしている私が、「定年後の再出発」を自身の経験も含めてお伝えします。定年後の人生はいつから準備しどのように進めていったら良いか、何回かに分けて発信します。
起業塾に行き始めた時の講師の言葉が忘れられません。「今を感謝できる人が起業で成功する!」です。起業に挑戦できる環境の「今の自分」に感謝し、誰に対しても「ありがとう!」の気持ちが持てる人は成功する、そのような提言でした。