面談風景東京都千代田区神田で社会保険労務士を開業している富所正史です。

定年退職後60歳からの再出発、「再雇用」「転職」と続き、今回は「起業」です。

写真は起業3年目の頃(今から5年前)オフィスにて。
オフィスは、千葉県印西市・印西牧の原駅前ビルに2年、次に千葉ニュータウン中央駅近くの公団住宅の一室に1年、その後、千代田区神田JRお茶の水駅前OCCビルに移転(今年5年目)

選択3 起業する。

メリット

①定年がない。
私の周りの、社会保険労務士、税理士、弁護士、行政書士など80歳過ぎても現役で働いています。「死ぬまで働ける」のは最大の長所。飲食店の店主で70歳過ぎても現役でバリバリ働いている人も多いです。

②心が燃える。
自分で起業したのですから、その仕事は、我が子のように大切です。仕事に心がこもります。さらに良いものを提供し、顧客に喜んでいただき、社会に貢献したいと心が燃えます。従業員として働いていた時は、土日、祝日の休みが待ち遠しかったですが、起業した今は、休みが欲しいと思いません。起業するとは、そういうものです。

③刺激的でワクワクする。
自営業の世界に触れると、どんなに好条件の待遇でも会社員には戻れません。すべて自分で決断し、責任を負って歩むことの醍醐味、毎日が刺激的でワクワクします。生きている実感があります。

事業を起こすことは、社会に貢献できる素晴らしいこと。「起業のきっかけ一冊の本!」をこのブログ、10月5日に書きました。起業に踏み切れず悶々としていた私の背中を押してくれた一冊の本、「ひらめき天女、あと追い坊主」吉田弘之著。の一部を再度、掲載します。

起業の心構え (一部抜粋)
事業を起こすことは、生きがいを見つけること。
事業を起こすことは、自分の能力を社会で試す最大のチャンス。
事業を起こすことは、社会に貢献できる素晴らしいこと。
事業を起こすことで人生観が変わる。夢と希望が出現する。人間的に大きく成長する。
事業を起こすことで、人を愛し、人を育て、人を生かし、人を大事にするようになる。

デメリット

①突然、仕事がこなくなるという不安はあります。起業すると、仕事中のケガでも労災保険はありません。有給休暇、特別休暇のようなものもありません。病気になっても休職制度や休んだ期間、給与の7割が最長1年6ヶ月もらえる「傷病手当金」(しょうびょう・てあてきん)のような手厚い所得補償もありません。多少の不安はありますが、不満はありません。

②再雇用、再就職者は、60歳以降も厚生年金に加入します。(厚生年金は70歳まで加入可)保険料は会社が半分負担。払った保険料は将来の年金にしっかり反映されますので、勤め人は老後の年金は手厚いです。起業者は厚生年金には加入できませんので、年金においては多少差が出ます。しかし、その分、その気になれば80歳になっても働けます。自営業者に「定年」という概念はありません。