東京都千代田区神田で社会保険労務士を開業している富所正史です。

起業のきっかけ一冊の本!
起業に踏み切れず悶々としていた私の背中を押してくれた一冊の本、それは、「ひらめき天女、あと追い坊主」吉田弘之著。ひらめき天女とは、本の中に出てくる「有限会社ドリー夢(む)」代表取締役、竹本妙恵さんのこと。本の表紙で聖書を手にしている女性。

今から10年前、竹本妙恵社長が経営する千葉県佐倉市の「介護事業所きこえ」を訪問、お会いしました。難聴児を育てる専業主婦だった竹本さんは、1988年12月、35歳の時、人生最大の決断をし、これからの人生を「神と共に歩む道」を選び洗礼を受けたそうです。牧師先生に祈ってもらっている時、身体の奥深いところから涙がこみ上げ、こんなにも泣けるのかと思うくらい涙が出たと語ってくれました。

難聴児を抱える一介の主婦が、1996年「補聴器センターきこえ」として補聴器事業開始、やがて介護保険のスタートと時を同じくして、デイサービスを起業。パート職員4名だった事業所を10年間に常勤職員30名、パート職員90名の120名に成長させ、1カ所だった介護事業所を11カ所に拡大しました。

お話を伺う中で、私も新しいことにチャレンジしたいと思うようになり、2013年4月に社会保険労務士を起業しました。起業したての頃、この本の「起業の心構え」のページを繰り返し読み、とりわけ、「事業を起こすことは、社会に貢献できる素晴らしいこと」のことばに励まされ、ここまでやってきました。

起業の心構え (抜粋)
事業を起こすことは、生きがいを見つけること。
事業を起こすことは、自分の能力を社会で試す最大のチャンス。
事業を起こすことは、社会に貢献できる素晴らしいこと。
事業を起こすことで人生観が変わる。夢と希望が出現する。人間的に大きく成長する。
事業を起こすことで、人を愛し、人を育て、人を生かし、人を大事にするようになる。

あなたにもできる (抜粋)
今やその気になれば、世の中、仕事の宝庫です。ビジネスチャンスは、どこにでもあるのです。
計画だけに終わらせることなく、ためらうことなく勇気を持って社会に飛び出すのです。
自分が追いかけたいもの、「夢をかたちに」するチャンスを見逃すことがないように。
いつになっても、いくつになっても、今からでは遅いということはないのです。
「成功の鍵」は自分自身にあるのです。