東京都千代田区神田で社会保険労務士を開業している富所正史です。

10月17日(土)、練馬区立勤労福祉会館で市民対象の「良い姿勢づくりと正しい歩き方」健康講座の講師を担当しました。

今年はコロナの関係で定員をいつもの半分に縮小。26名の参加者でした。定員50名を超える申込者、キャンセル待ちの年もありました。毎回、好評をいただき嬉しく思います。

「良い姿勢づくりと正しい歩き方」を実技中心で2時間お伝えしました。「姿勢が良くなることは、男性も女性も例外なく、より美しく見える」ようになります。

歩きは、姿勢がそのまま移動すると思ってください。ですので、歩きのスタートポジションがとても重要。良い姿勢が作れないと良い歩きはできません。良い姿勢と良い歩きはイコールです。

歩行において片脚と両脚それぞれの着地している時間を比較した場合、片脚は歩行全体の何割だと思いますか?と質問しました。正解は8割。歩き全体の8割は片脚の状態。ですから片脚立ちが30秒できない人は歩きに不都合が出てくると言われています。

そこで、ストップウオッチで全員片脚立ち計測。30秒クリアできた方は半分でした。片脚立ち30秒は必須です両手は腰、目は開き片脚を床からわずかに浮かせる。スタート。浮いた脚が床につくか、反対の支え脚がトンと動いてしまったら終了。ちなみに80歳の平均は15秒だそうです。

歩きのかなめは体重移動。「振り出された前脚に体重がスムーズに乗る」ことを覚えると、歩きが格段に美しくなります。どんどん歩いても疲れません。「正しい千歩は、一万歩に勝る!」は本当です。

まもなく紅葉の時期、郊外に出たら、目の前に道路の白線があると思ってその上をつま先進行方向を意識して歩いてみて下さい。

3の法則。「一日30分、週3日、3ヶ月継続」必ず身体に変化が現れます。身体の奥に眠っていたエネルギー・パワーが湧き出る感覚を感じて下さい。

この日の参加者とは全員が初対面、講座終了後は会うこともない人たちです。それでも、良い出会いが与えられ2時間楽しく充実した時を過ごせました。このような機会を毎年与えてくださる主催者に心からお礼を申しあげます。