社会保険労務士の富所正史です。

かつては、「健康ウォーキング指導士」の資格を生かして、ウォーキングのインストラクターとして活動していました。カルチャーセンター、市民会館、学校のPTAなどで講師。

今は、社会保険労務士の仕事に専念、ウォーキング講師は年に3つほどに押さえています。

今日は、歩きで最も重要なことをお伝えします。最後に40秒の動画あり。

歩きで最も重要なこと、それは「片足で立つ」という単純なことです。片足できちんと立てるかどうかで、その人の歩きが決まります!

皆さんは、歩きでの中で、「片足の時間」と「両足が地面に接地している時間」の割合を知っていますか?答えは、「8:2」です。10秒歩く中で、8秒は片足、2秒は両足が地面に接地している状態というわけです。

歩きの8割は片足の状態ということ、ですから、片足で30秒程度立つことができないと、ちょっとした段差でもつまづく、転倒するということになります。

片足でいかにきちんと立てるか、自分の身体を腹筋と背筋でサンドイッチにして片足でしっかりと立てるかどうかがポイント。これができないと、どんなに歩きの基本を伝えても効果はありません。

【片足立ちがどの程度できるか計測】

①目は開いたまま、②手は腰、③右足を軸にして左足を軽く10㎝程度床から離す(倒れた500ccのペットボトルに足裏が触れる程度)、④浮い足が床に着いたらストップ、⑤次は、反対の足で行う。

50歳代(~59歳)までは60秒、60歳代は45秒、70歳代は30秒、80歳代以上は20秒を目標にしてください。

この目標は、今までのウォーキング講座の中で、私が多くの方々と接していて立てた数値です。

60歳までの方なら、ほとんどの人が60秒はクリアします。70歳代なら、30秒はクリアしてくださいね。

30秒できない場合、「歩きにやや支障が出てくる」と言われています!私の講座では、80歳を超えると、「15秒できる人」と「15秒できない人」がほぼ半数ずつという感じです。

できない場合は、しっかり片足で立つトレーニングを行います。筋力がきちんとできていることが歩きではとても重要なことです。(2021.5.28)

片足立ちの動画(40秒)
効果絶大!たったの1分♡片足トレーニング – Bing video