社会保険労務士(社労士)で年金アドバイザーの富所正史です。
今日は12月28日、もうすぐ1年も終わりです。この1年、多くの方々の障害年金を日本年金機構に申請しました。今までで一番多く障害年金を申請した年でした。多い時は、年金事務所に月5回も行きました。
この1年で心に決めたことがあります。それは、「障害のゆえに、日常生活に大きな支障が出ている、もはや限界だという方々の障害年金に、自分の一生かけて取り組む」ということです。
部屋から出られず、一日中ベットで過ごし、生活のほとんどすべてを家族にやってもらっている。何もできない自分を責めて、生きている理由が見つからず、世の中から消えてしまいたいと思っている、そのような方々の力になるということです。
病気で働くことができないと収入が絶たれる、これが半年や1年なら何とか持ちこたえられるかもしれません。しかし、2年、3年と働けないと完全に行き詰まってしまいます。あきらめる前に、国の制度「障害年金」を是非知って下さい。
障害者手帳と障害年金は全く別、障害者手帳は福祉制度、障害年金は保険制度で障害者手帳がなくても障害年金は受給できます。
一人でも多くの障害者が障害年金を受けることによって、余裕をもって治療に専念し、回復できるように、障害年金の専門家である社会保険労務士に相談いただきたいと思います。
精神疾患に苦しむ女性の障害年金を10月に申請しました。その時、この女性は、「今まで多くの人たちに支えられて生きてきた。少しでも元気になって恩返しをしたい。
そのために、障害年金を申請し、そのお金で治療に専念し、働ける身体になって、親や兄弟、教会の人たちに恩返しをしたい」と言いました。このような人たちに向き合い、支えるのが私の使命です。
新しい一年も、こうした方々のために最善を尽くしたいと心に誓いました。(2022.12.28)