社会保険労務士(社労士)の富所正史です。

障害年金、「重要なことは制度を知り早く動く」についてです。

社会保険労務士として開業しこの4月で10年目に入りました。この10年間に「老齢年金」の仕事の依頼はわずか5件です。この老齢年金は、国民の99.9%、ほぼ全員が日本年金機構に自分で手続きします。社会保険労務士に手続きを依頼するケースはまずありません。

日本年金機構は、国民すべての人の年齢を把握していますから、年金がもらえる年齢になると大きな封筒で申請書類が届きます。年金がもらえるのですから、めんどうであっても一生懸命に書類を作成し手続きします。保険料を納めることは忘れても、もらえる年金の手続きを忘れる人はいません。

しかし「障害年金」はほとんどの人が知りません。最近、障害年金受給が決定した方から、もっと早く知っていたら20年前に手続きしていた。年間80万円として、80万円×20年=1600万円が今までに受給できていたのにと言われました。国や日本年金機構がこの制度をもっと積極的に広報して欲しいと思います。

行政機関にお願いしたいのは、障害者手帳が発行される時に、障害年金の書類を渡し、障害年金という制度があることを説明して欲しいと思います。国はもっとPRに努めていただきたいです。

一方、障害年金を知り自分も請求してみようと考えておられるなら、すぐに行動を起こして下さい。そのために、まずは自分でネットで障害年金について調べる、主治医に障害年金について聞く、近くの年金事務所や市役所の国民年金課に連絡する、社会保険労務士に問い合わせるなどできることから始めましょう!

老齢年金は、一定の年齢になると国から書類が届きますが、障害年金は、自分から一歩踏み出さない限り絶対に受給することはできません!

障害年金、もらえるかどうかはまず一歩踏み出すこと、少しでも早く動くことです!勇気を出して第一歩踏み出して下さい! 私は、もっと多くの方がこの制度を知って欲しいと障害年金のチラシを作成しいろいろなところで広報しています。何かお困りのことがありましたら遠慮なくご連絡ください。

障害年金ちらし

社会保険労務士アスリート事務所 富所正史 電話 03-5244-5830 (2022.6.14)