社会保険労務士の富所正史です。

社会保険労務士試験は8月22日(日)。試験は年1回、8月の第4日曜と決まっています。

生涯学習のユーキャンによると、「社会保険労務士試験の合格に必要な勉強時間は、平均1,000時間ともいわれています。10年間のデータを見るに、一番合格率が高い年でも10%に届いていません。低い年では2%台まで落ち込んでいます。おおむね6%~7%程度が平均。国家試験としては、特別に低い合格率とまではいえないものの、社会保険労務士は難関資格といえます。」ユーキャンのコメントです。

最近5年間の合格率は、6%ですから、今年も同様の合格率ではないかと思います。もし、ブログを読んで下さっている受験生がおられたら、あと1週間、体調を整えて頑張って下さい。

私が都心の受験予備校に通っていたとき、講師の言葉にとても勇気をもらいました。それは、「合格率6%、100人の上位6人が合格、94人は不合格と考えると、94人も受からないのかと動揺するが心配は無用。100人ではなく30人の中で6人が合格すると思って勉強すれば大丈夫!」という言葉でした。

100人のうち3分の1は、お試し受験のようにほとんど勉強しないで受験する人、他の3分の1は、ある程度勉強しているが、視野に入れなくて良い人、本当にやっている人は3分の1の30人。

だから、相手にするのはこの30人、この中で6人に入れば良い。だからあきらめるな!と渇(カツ)を入れられました。

この講師の渇で気持ちがとても楽になりました。

受験生の皆さん、100人の中で上位6人ではなく、30人の中で6人ですから、最後まであきらめないで頑張って下さい。大丈夫です!

そして、合格したら、すぐに登録し、少しでも早く開業をめざして下さい。「終身雇用」などという言葉はとっくの昔の話し。めまぐるしく変化する働き方、世の中複雑になる一方です。社会保険労務士の働くフィールドは山ほどあります。(2021.8.14)