社会保険労務士(社労士)、年金アドバイザーの富所正史です。
この2年間に、10の教会の社会保険加入に関わりました。加入後、どの教会からも「加入できて良かった!」と感謝のお言葉をいただきます。
「教会の厚生年金加入は無牧の教会を救う!」という信念で仕事をしています。
現在、国の年金受給者の年金額は次のとおり。
国民年金 月額5万6千円
厚生年金 月額14万4千円(国民年金含む)
14万4千円÷5万6千円=2.5
国民年金だけの受給者に比較して、厚生年金受給者は2.5倍の年金をもらっているということ。あくまでも平均です。
年金は、65歳から受給ですが、若いときから厚生年金に加入して、月14万4千円ほどの年金受給の男性牧師がおられ、奥さんはずっと専業主婦で5万6千円ほどの国民年金(基礎年金と呼ぶ)を受給できるとすると、夫婦合わせて20万円。
夫婦で月20万円の年金が受給できれば、ぎりぎり何とか生活できる(?)かと思います。
そうすれば、財政的に厳しく、毎月の給与(謝儀)が数万円しか差し上げられない教会にも赴任できます。
牧師の厚生年金加入は、「牧師とその家族の生活が保障され、安心して生活できる」ことが大きな目的ですが、同時に、財政的に困難な教会や無牧の教会にも牧師が赴任でき、さらに、生活の保障が少しでも担保されるなら、献身する若者が起こされることにもなると思います。
「教会の厚生年金加入は無牧の教会を救う!」という信念で仕事をしています。(2021.5.26)