社会保険労務士、年金アドバイザーの富所正史です。
将来もらえる年金を増やしたい!という方に「年金を増やす方法」を数回に分けて書いています。今回はその2回目、「付加年金」(ふかねんきん)。この付加年金は絶対にお得、必ず申し込みましょう!
【付加年金】:国民年金を払っている60歳前と任意加入の60~65歳までの5年間の間に付加年金にも加入することです。市役所(区役所)国民年金課窓口。
国民年金保険料は月16,540円。この16,540円にわずか月400円の「付加保険料」を上乗せして納めることで将来の年金額が増えます。
仮に付加保険料を20年間払ったら、将来いくら年金が増えるか?
付加保険料は月400円。ですので20年間に支払う保険料は400円×20年(240ヶ月)=9万6千円です。
反対に増える年金額は200円×20年(240ヶ月)=48,000円。増えた年48,000円を(95歳まで生きたと仮定し)65歳から95歳まで30年受給すると48,000円×30年=144万円。
95歳まで生きたと仮定した場合、払った保険料20年間分は9万6千円。反対に増えてもらえた年金は144万円。差額の134万4千円がお得ということになります。
月400円の付加保険料の支払いはそんなに負担にはならないと思います。長年加入することで将来の年金にしっかりと反映されます。国民年金加入中は忘れず「付加年金」にも加入しましょう!
(2021.2.9)