新年あけましておめでとうございます!
日本一の豪雪地、新潟県南魚沼市六日町に生まれ育った社会保険労務士の富所正史です。

今年は確かに雪が多いです。1月8日現在の積雪、新潟県十日町市248㎝ ・津南町256㎝ ・湯沢町193㎝。かつて十日町市で4年間小学校の教員をやっていました。

昨年12月26日に南魚沼市内にある保育園理事の集まりで六日町に行ってきました。

上野駅から新幹線で越後湯沢駅まで1時間10分。ここまでは順調。
上越線に乗り換え六日町駅まで行く予定が、雪のため運転見合わせ終日ストップ。

そこで越後湯沢駅から六日町までタクシー。距離20キロ、料金8千円でした。
「思わず、高い!」雪国は冬季料金2割増しです。

30歳のころ、十日町市で小学校教員を4年間やっていました。
1年~6年生まで全児童20名の僻地校に勤務していたとき、豪雪により1週間登校禁止。教員が毎日出かけて行って地域の公民館で授業を行いました。

雪で牛舎がつぶれ牛が何頭か死にました。大きなニュースになりました。

塾もない、全校児童たったの20名、都市部の子どもたちと比べたらハンディキャップばかり、この地で生まれ育つた子どもたちのメリットは何かと教員をしつつ考えたものです。

結果、それは、自然のスケールの大きさ、人間の力を超えた圧倒的な存在が現実にあるということを身体を通して感じているということ。
人間中心、なんでも思うままにできるという科学万能からほど遠い世界に身を置くとき、人間の本当の生き方をつかんでくれるのではないかと考えました。

今日は、豪雪地で生まれて育ち、その地で教員4年を過ごした経験を書きました。(2021年1月9日)